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夏キャンプに向けての準備 クーラーボックス・クーラーバッグ概論

こんにちは きじとらです。

 

夏キャンプに向けて、先日はテントの紹介をしてみましたが、

「強い日差し」

「高い気温」

これらへの対策は欠かせません。

 

これは人だけでなく、食材や調味料にも同じことがいえるのです。

そこで必要になるのが「ハードクーラー・ソフトクーラー」といったもの、

ここでは便宜上「クーラーボックス」とまとめてお話しし、

のちにそれぞれの特徴と長所、短所をまとめていきたいと思います。

外界との温度差を維持する

 

AOcooler

ソフトクーラー AOcooler もともと業務用のブランド

まずは「クーラーボックス」の役割を洗い出してみましょう。

 まず1番大事なのが外が暑い中でも中が冷えていてくれるか、です。

選び方の目安としてはこの保冷力を基準にしてもいいでしょう。

では保冷力の高いクーラーボックスはというと、

ほとんどのものが金額に比例します。(1部例外はあります)

 

例えばハードクーラーの有名どころ、

レジャー用であればigloo(イグルー)やorca(オルカ)などのもの、

釣り用であればダイワやシマノのクーラーボックスをネットや店舗で調べてみましょう。

まさにピンキリです。

安いものは数千円から、高いものは数万円します。

同じブランドで同じような形状なのになぜ?と思われるかもしれませんが、

秘密は使われている「断熱材」とその「質」と「量」、使用されている「パネル面の数」にあります

 

なぜ中と外に温度差が生まれるのか

 

一般的な「クーラーボックス(この表記については上記を参照してください)」においては、

ほとんどが「6面」でできた直方体、または立方体であることはご存知だと思います。

その6面に設置されているのが「断熱材」です。

大きく3種類に分けられます。

「発泡スチロール」

「発泡ウレタン」

「真空断熱パネル」

主にこの3種です。

100円均一やホームセンターなどで見かけるものには発泡スチロールむき出しのものもありますね。

発泡ウレタンや真空断熱パネルは直接目にすることはあまりないと思います。

外装と内装の間に「断熱材」として埋め込まれているものがほとんどです。

それぞれの特徴と断熱効果についてみていきましょう。

 

発泡スチロール

発泡スチロール製クーラーボックス

100円均一、ホームセンターでもよく見かける発泡スチロール製

 ・単価は安く、軽量です。

・ポリスチレンが原料ですが、発泡処理をしており

 98%ほどは空気でできているため、断熱効果が生まれます。

・様々な形に成形できます。(クーラーボックスとしてはバスタブ状に加工されることが多いです。)

 ・火に弱く、また外力が加わると簡単に変形・破損します。

・レジャー用、一部業務用に使われることが多いです。

発泡ウレタン

コールマン ポリライト48QT 発泡ウレタン、ハードクーラー

コールマン ポリライト48QT 発泡ウレタン、ハードクーラー

コールマン アルティメイトアイスクーラーII 35L

コールマン アルティメイトアイスクーラーII 35L

・単価は高め、比較的軽量です。

・ウレタン樹脂に発泡剤を混ぜて加工したもので、加工性が高く、様々な形に

成形可能です。(クーラーボックスとしては板状に加工されることが多いです。)

 ・難燃性で、火に強いです。(外装のパネルはその限りにあらず。)

 ・レジャー用だけでなく、住宅の断熱材、DIY成形などに使われることが多いです。

真空断熱パネル

DAIWA プロバイザーHD SU 2700

DAIWA プロバイザーHD SU 2700

・単価が高いです。重量があります。

・特殊な金属フィルムにグラスウール等を詰め、真空に近い状態にして熱を遮断します。

・圧倒的に断熱効果が高いです。(6面真空断熱のものは圧倒的な保冷力を誇ります)

・パネル状に成形されることが多いです。

・刺突などによってパネルが破損すると、断熱効果がなくなります。

・釣り用のハードクーラー、産業用に使われることが多いです。

 

こういった断熱材と内外装を組み合わせ、密閉状態にして空気の層を生み出す、または空気の層を遮断することで保冷・保温効果を生み出しています。 

 

キャンプ用のクーラーボックスに適した断熱材はどれか

 

上記の通り、主に断熱材の種類で断熱効果・保冷力が変わってきます。

複数の断熱材を組み合わせて使われることもあります。

 

発泡スチロールでは強度と保冷力が心もとない、真空断熱パネル搭載のものは非常に高価です。

 

キャンプ用ということで考えると、コストパフォーマンスが良いのは発泡ウレタンのものではないでしょうか。

 

「キャンプ用品」として売られているものは、ほとんどが発泡ウレタン製の断熱材を使用したものです。

また、質の問題だけでなく、断熱材の厚みも重要になります。

 

一般的に同じ断熱材を使用していても、厚みのあるもののほうが断熱力は高いですが、クーラーボックスそのものが大きく重くなってしまう、あるいは内容積が小さくなってしまうので、そこはトレードオフの関係にあるといってもいいでしょう。

もちろん、高性能な断熱材を使用することでコンパクトに、または内容量を大きくしているものもあります。お高いですが。

 

クーラーボックスのサイズはどうするか

 

それらを踏まえたうえで、サイズ、ここでは内容量がどれくらいあればいいのか考えてみましょう。

 

考えなければいけないのは、保冷したい食材等とともに、

保冷剤をどれくらい入れるか、例えば板氷を保冷剤として使う方もいるでしょう。

食材+保冷剤分の容積がないと、キャンプでのクーラーボックスとしては使えないのです。

かといって、大きすぎると今度は無駄なスペースができ、保冷材の力が無駄に消費されることになります。

 

 キャンプ用として考える時、1泊なのか2泊なのかでも必要な大きさが変わってきます。

 ソロ~デュオキャンプで1泊なら、26L程度でも大丈夫でしょう。

もちろん生鮮食品を大量に持ち込むのであれば、34L,54Lといったサイズがいるかもしれません。

ファミリ―キャンプや2泊以上のキャンプでは40~50L以上のものが適任でしょう。

 

ハードかソフトか、どちらがあなた向け?

 

大雑把に言うと

容量が大きいものはハードクーラーの方が積載や運搬が楽です。

キャリーのようにローラーが付いていたり、大きく頑丈な持ち手が付いているものが多いです。

容量が大きいという事は、保冷剤や食材を詰め込んだクーラーは重くなります。

運搬のしやすさでいえば、めったなことでは変形しないハードクーラーの方が持ち運びしやすいでしょう。

ソフトクーラーでは変形して持ちにくかったりといった弊害が出てきます。

 

小容量でよければソフトクーラーで十分な場合が多いと思います。

多少の変形は許容してくれるので、コンパクトに積載したい場合に向きます。

また、保冷剤も最低限でいいので重量は比較的軽くなります。

 もちろん小型のハードクーラーでも良いと思いますが、ソフトクーラーのような柔軟性がないので内容量は保冷剤込みで綿密に計算する必要があります。

 

ただし、ソフトクーラーでも「折り畳み式」を謳ったものは、同クラスのソフトクーラーに対して保冷力が一般的に弱めです。(折りたためる程度の断熱材しか入っていないという事です。また構造上「折り目」が弱点になります。)

高温多湿な環境に長く置いていた場合、「結露」するものはそこから熱エネルギーが移動しているという事です。いくら優秀な保冷剤を入れていても、それではクーラーとしての十分な機能は期待できません。

 

クーラーボックス・バッグの限界・摂氏10度の壁

 

 外が熱い環境の場合、常に電力によって冷却し続ける冷蔵庫と違い、クーラーボックス内の温度は徐々に上がっていきます

常温で保存できない食材などは、庫内の温度が摂氏10度以上になる前に、調理して食べてしまう方がいいでしょう。

摂氏10度以上になってしまっている場合、生食は必ず避けしっかり火を通すか、もしくはメニューの組み立てを考えてクーラーボックスの限界を超えるような運用の時には常温保存できる食材、食料を準備しておいた方がいいと思われます。

 

なお、摂氏10度というのは「冷蔵」に必要な最高温度となっています。

蔵=摂氏0~10度というのはJIS規格によるものです。

冷蔵食品の賞味期限はそれを基準に決められています。

それ以上の温度の場合、冷蔵食品は賞味期限が大きく狂い、食用に適さなくなってしまうこともあります。

 

キャンプで食中毒は嫌ですよね。

 

安全、安心のためにも、クーラーボックス、クーラーバッグの選定は慎重に行いましょう。

 

ちょっとややこしい話をしましたが、大事なことなのでエントリにまとめさせていただきました。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

きじとら でした。