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夏キャンプに向けての準備そのに クーラーボックス・クーラーバッグ実践論

こんにちは きじとら です。

 

今回はクーラーボックス(ハードクーラー)、

クーラーバッグ(ソフトクーラー)

共通の暑い環境での実際の運用について書いていきたいと思います。

 

最高気温40度を超えることもある近年、

クーラーボックスにも相応の性能が求められ、

またその運用方法も重視しなくてはいけなくなりました。

 

では実際のクーラーボックス、クーラーバッグの運用について解説していきます。

基本的なことは前エントリに書いているので、まだの方はぜひお読みください。

www.duocampsaga.work

 

まず、クーラーボックスを使う前の準備から。

当日、食材と保冷剤を入れて使っている方、多いと思います。

 

クーラーボックスの性能を最大限に引き出すためには、

それでは不十分です。

 

結論を先に申し上げると、

クーラーボックスの性能を最大限に引き出すには、

余冷が必要ということです。

 

まず熱とは何かというところについては

ここで書ききれないほどの熱力学的なお話をしなければならなくなるので、

簡単にエネルギーの高さを「熱」

保冷剤が熱を奪う力を「保冷力」

としてお話しします。

 

常温が20度だとすると、

先日お話しした「冷蔵」(摂氏0〜10度)の状態にするのに、

10度分以上の熱エネルギーを「吸収」しなくてはいけません。

 

その熱の吸収を行なってれるのが、

「保冷剤」や「氷」です。

 

冷凍された状態の保冷剤は

ある程度のを吸収する力(=保冷力)を蓄えています。

クーラーボックスの中の空気の熱エネルギーを

吸い取ることで、庫内の温度が下がるわけですね。

当然ながら、常温の保冷剤にはその力が無いのはわかっていただけると思います。

 

氷にせよ保冷剤にせよ、凍結状態→解凍という

化学反応を起こす段階で熱を吸収するわけです。

 

そこで余冷の話に戻りますが、

常温のクーラーボックスの中の空気は、

当然ながら常温です。

そこに保冷剤を入れても、保冷剤と中の空気が同じ温度になるまで「保冷力」を使ってしまい、

肝心の冷蔵状態を維持する力がぐんと減ってしまいます。

 

具体的に申し上げると、前日の夜など早い時間に、

凍らせたペットボトル(1〜2L)を1,2本入れておきます。

きちんと蓋を閉め、そのまま出発前の食材の準備の時間まで放置します。

 

そうすることで庫内の温度は0度に近づき、

いざ食品や保冷剤を入れる際に無駄に「保冷力」

使わずにすむわけです。

 

余冷に使ったペットボトルは置いていきます。

ほとんど「保冷力」はありませんからね。

 

また、保冷剤は大小交えて十分な量用意しましょう。

大きいものは壁面に沿って置くことができ、

また小さいものは隙間に埋めて使うことができます。

また、500mlくらいのペットボトルに飲料水を入れ凍らせたものも、

保冷剤としても使えますし、溶ければ飲用することもできます。

何も全て保冷剤で賄う必要はありません。

 

ここ数年、氷点下まで温度が下がる保冷剤も市販されていますが、

冷蔵庫・冷凍庫の温度も確認しておいてください。

設定温度が保冷剤の保冷温度以上であれば、

表記通りの性能を発揮できません。

 

-16度を謳った商品も出回っていますが、

たしかに触れているものを凍らせる程度の力はあります。

これは長所でもあり、短所でもあります。

野菜などサラダとして生食したいもの、

肉や魚などは「冷凍」してしまうと風味や食感が損なわれます。

逆に冷凍食品を運搬したいときには長所になりますね。

上下で挟み込むように食材を挟み、横は普通の保冷材で冷気をブロックすることで、

冷凍時間を延ばすことができます。

 

しかし、各社製品共に「スタミナ、持続力」においては

一般の保冷剤を下回るものが多い、というかほとんどです。

過信せず、通常の保冷剤を併用するなど

保冷力を保てるよう準備が必要です。

 

続いて置き場所、置き方についてです。

 

必ず日陰に置き、場合によってはアルミのシートや

車のフロントガラス用のサンシェードなどを断熱に使うのも効果があります。

テントやタープ内に設置するのも直射日光からクーラーボックスを守ってくれます。

かっこ悪いと思われるかもしれませんが、そこは人それぞれの考え方にお任せします。

 

また、夏は地面が非常に熱くなっています。

如何に高性能なクーラーボックスでも、

外から加熱し続けられると、本来の性能を発揮できません。

なんらかの台の上に(もちろん熱くなるものの上はダメです)置き、

地熱で保冷力が下がるのを防ぐようにしましょう。

 

AOcoolers  クーラーバッグ ソフトクーラー ユニフレーム フィールドラック

ソフトクーラー設置例 テント内隅っこに設置、ユニフレームのフィールドラックに載せています

我が家では、ユニフレームのフィールドラックを使うことが多いですが、

何かしらのスタンド、シェルフや、

なんならその時使わないソファー、チェアでも構いません。

持ちが全然違うので、地面から浮かせる事は何かしら考えてみてください。

 

また、開け閉めの頻度が特に連泊では特別な意味を持ちます。

温度が上がる、保冷力が下がる一番の要因は、

「開閉の頻度」にあると考えられます。

蓋を開ける時の空気の流れ、また食材などを取り出したスペースに入り込む常温の外気、

これらがクーラーボックスの保冷力の「持ち」に大きな影響を与えます。

 

大型のクーラーボックスをお使いであれば、

100均などの小さめの薄いアルミクーラーバッグを

入れ子にして「翌日用」として併用する事で、開け閉めする回数をうんと減らせます。

またはスーパーの袋などに、「その時使う分」を小分けして置くのもおすすめです。

「まとめた一袋」を取り出すだけなので、回数も時間も減らせます。

頻繁にクーラーボックスを開けなければいけないような場合は、

思い切って2つ使いもありです。

1つは翌日まで開けずに保冷力を保ち、

当日使う分だけを当日使うという方法です。

 

保冷剤も大量に必要になりますので、

ご自宅の冷蔵庫、冷凍庫と相談ということになるかと思いますが、

今のところ連泊する場合は経験上それがベストです。

 

とはいっても、キャンプスタイルの「アイコン」として「かっこよさ」も欲しくなるのがキャンパーの性かなと思います。

 

最低限の食品の安全性を確保できるのであれば、

予算に合わせて良いクーラーボックスでサイトを飾るもよし、

実用と割り切って最大限保冷力を活かすも良しです。

 

また、車での移動などでは移動中の保冷力の低下もバカになりません。

何かで覆うなり、サンシェードを使うなり、

直射日光に晒されないように工夫していきましょう。

 

最後におさらいになりますが、

保冷剤が持っているのは熱を吸収する力で、

暖かい空気や日光などの外からの熱が入ると

「保冷力」がぐっと下がってしまします。

いかに保冷力を保つかが、特に連泊の場合のコツになります。

 

どれくらいの温度かわからない、という方は

プローブ式の温度計をクーラーボックスの中に設置してみるといいでしょう。

 

プローブ式の温度計は肉料理などの時も使えるので、一つ持っておくと便利ですよ。

 

 クーラーボックス、クーラーバッグの紹介は今後エントリにまとめようかと思います。

なお、紹介するものは自信をもって紹介できるものに限りますので、

商品数は少なくなります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

きじとら でした。