こんにちは きじとら です
こんにちは もこ です
3泊4日のキャンプ、お疲れさまでした!
おつかれさまー!
平日の間は人が少なくてのんびりできたけど、土曜日になったらちょっと問題が発生したよね
うん、ちょっと困ったことがあった...
繁忙期のフリーサイト、「フリー」という言葉を「自由・気まま」だと思っていませんか?
実は初心者の方が気が付かない落とし穴があります。
結論を先に言うと、初心者の方は区画サイトが無難です。
経験を積まれた方はわかるかもしれません。
今回はフリーサイトの使い方、注意点を書いていきます。
これから夏本番、特に夏休みに入るまでに読んでいただきたい内容になっています。
よかったら最後までお付き合いください。
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「フリーサイト」「区画サイト」「オートサイト」
キャンプ場の情報収集をされる際に、よく見出しのような表記があると思います。
左が安い、右に行くほど高くなる傾向がありますね。
お値段を抑えるためにフリーサイトに行こうと思っている初心者キャンパーの方、
少しだけお待ちください。
実は「フリーサイト」、文字だけを見れば「自由に過ごしてよい」と勘違いしそうですが、
実はフリーサイトは上級者向けです。
まず、他の2種類のサイトの特徴を書いていきますね。
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区画サイト
文字通り、キャンプサイトが「区画」され、その中でキャンプを楽しんでくださいね、というサイトです。
1グループあたりの面積は大体6m~10m四方のところが多いです。
キャンプ場によって異なりますので、
事前に情報を集めるか、行かれた方のブログなどで情報収集しましょう。
自分たちが持っているテントがちゃんと収まるか、
ツールームテントが収まるか、そのうえでたき火のスペースは確保できるか、テントとタープが良いのか、
どういう装備の方が「良い」サイトができるか、
プランナーの腕の見せ所でもあります。
基本的にはその区画内にテントなどの装備のすべてを設置する、というのが基本ですが、
ストームロープ(張綱)などがはみ出す際は、
隣接するサイトの方に一声
「すみません、ペグ打たせてもらってます」
と声をかけておきましょう。
地面に刺さったペグは特に暗闇の中では十分な凶器足りえます。
テンションのかかったロープも然りです。
本来は区画内に収めるべきものですので、やむを得ない場合はきちんと通告しておきましょう。
「お互いに事故の無いように」挨拶を含めて、声掛けをしておくことは重要です。
垣根や生け垣などがあり、明確に区分されている場合ははみ出すことは想定し辛いので区画内で楽しみましょう。
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オートサイト
オートキャンプ本来の意味である「自動車などを横付け」できるサイトです。
場合によってはテントだけでなく、キャンピングカー等の装備(オーニングを張り出すスタイルなど)を併用することもあります。
このタイプのサイトも「区画」されているため、
枠の中に納まるように装備を配置すれば大丈夫です。
注意すべきことはテントなどを張るスペースの先には隣の方の「車」があります。
ポールなどの取り回しには十分注意が必要です。
また、基本的に夜間はエンジンをかける、ドアの開け閉めをする等の行為は禁止されているか、基本マナーとしてやらない方が良いでしょう。
遠距離を運転してこられた方や、翌朝早く出発される方は早く休まれることもあります。
キャンプ場の案内に消灯時間が明記されていればそれに従うべきですが、
真っ暗になったサイトがある場合は声の大きさなどに気を付けましょう。
基本的には「自分のスペース」がキャンプ場側にあらかじめ設定されているので、
そのキャンプ場のルールに従えば大丈夫です。
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「フリーサイト」の「フリー」の意味するところ
「フリー:Free」。
意味するところを考えてみましょう。
その前に、認識していただきたいことがあります。
キャンプ場は公の場です。当然ながら、公序良俗を守らなければいけません。さらに、アウトドアアクティビティとして「スポーツ」として分類されることもありますお判りでしょうか。「ルール」があるのです。
例えばあなたはボクシングを始めてみようと思い、ジムへ行きました。
ボクシングのリングにあなたが上がったとします。
セコンドに「自由にやれ」といわれました。
ゴングと同時に相手にとび膝蹴りを食らわせようとしました。
退場ですよね。
フリーサイトで誤解されやすいことがいくつかあります。
フリーサイトのフリーとは
自分勝手にしてよいという事ではありません。
自由気ままにして良いという事ではありません。
これについては、キャンプ場側にも啓蒙したいと思いつつ方法が見つからないのですが、
はっきり言って隣のサイトとの距離感やサイトの向き、焚き火の配置等、
ある程度経験を積んだ「経験者」でなければ到底計り知れない、
あるいは経験者はその経験則で無意識に遵守している
「暗黙のルール」
これを初めてキャンプに来た方に要求するのは無理があると思うのです。
100平米超のキャンプ場、込み合う時期ならいざ知らず、他に誰もいないのに
なぜか自分の設営したサイトから1~2メートルの距離におもむろに設営を始める別のグループ。
経験はないでしょうか。
「やめてください」とはとても言えません。
結果、お互いがお互いの会話がノイズになりお互いが気まずくなります。
会話の内容にも気を使わなければいけませんし、
思わず大声で笑って隣のサイトがシンとなる、そんな経験はありませんか?
サイトの向き。向かい合わせに隣り合ってしまうと気まずくありませんか?
また、近すぎるサイトの向きが反対だったら、
お相手のテントのそばでたき火はできませんよね。
逆もそうです。
テントのそばでたき火を始められたら、
躊躇することなく辞めてもらうように言いましょう。
火災の発生はキャンプ場の存続につながります。
あなたや隣のサイトの人だけの問題ではなくなります。
恥ずかしながら、私自身もキャンプを始めたばかりの頃はそれが全く分からず、
気まずい空気のままお互いに「すみません」とお通夜気分で帰ったこともあります。
しかし数をこなしていく事で声の通り方や目線、動線が読めるようになり、
気持ち良いキャンプができるようになりました。
もちろん、夜中まで楽器を弾きならし、あるいは大音量で音楽をかけるような方々でもキャンプを楽しみたいと思うでしょう。
ですが改めて言います。
キャンプ場は公の場です。
誰しも経験を積んでいく事で学んでいく事とは思いますが、
特に初心者の方には強くお勧めしたいのは
「区画サイト」「オートサイト」から初めて、
「キャンパーの間合い」
を会得してからフリーサイトに臨んでいただきたいのです。
回数を重ねれば必ず会得できます。
土日祝日がお休みという方は特に、
他のキャンパーさんと同じキャンプ場にいることが多くなると思います。
トラブルを避けるためにも、
出来れば経験者とのグループキャンプ、ぐるキャン△や
区画、オートサイトで距離感がつかめるようになってから、
隣のサイトとも共存できる立派なキャンパーになっていただきたいと思います。
マナーを心がけ、経験値がたまっていけば、
おのずと距離感はつかめると思います。
いま一度言います。
キャンプ場は公の場です。
心に刻んで、立派なキャンパーさんに育たれることを切に願います。
これは私個人が思っているというだけのことでなく、
私の師や同士とともに学んできたことです。
キャンプ場によっては「迷惑行為である」と認定された場合、
次回の利用を断られることもあります。
そんなことがないように、
ルール(常識、キャンプ場の規則、暗黙のルール)を守って楽しくキャンプライフを楽しみましょう。
長くなりましたが、サイトが近すぎたせいで酔っ払い同士の喧嘩が起こった現場も見てきたきじとらからのメッセージです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
きじとら でした。