こんにちは きじとら です
今回はチェア選びの重要なポイントとお勧めチェアの紹介をしていきます。
もうアウトドアを楽しまれている方は、お持ちのチェアを大事に使ってあげてください。
ただ、先に結論を申し上げると、小さなお子様がいらっしゃるファミリ―キャンプでは、ロースタイル(座面30cm程度)のチェア、対応したテーブルの導入がおすすめです。
理由も先に述べていきますと、「アウトドア用の子供椅子」というのはとてもニッチな商品です。ハイスタイルだとお子様がテーブルにアクセスできないという事が起こりえます。
ロースタイルであれば大人と同じチェアを使うこともできますし、ベンチなどで2~3人座ることもできます。同じテーブルでお食事や歓談を楽しめるというのはお子様にとっても良い思い出になるでしょう。
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ロースタイルチェアのメリット・デメリット
とはいえ何事もそうであるように、それぞれのスタイルにはメリット・デメリットがつきものです。
まず簡単にハイ(スタンダード)スタイル、ロースタイル、あぐらスタイルのメリットとデメリットをまとめたいと思います。
ハイスタイル
座面高約40cm程度
メリット
- 座りやすく、立ちやすい
- 商品価格が安いものも多く、コストを抑えられる
- 腰の負担が少ない
デメリット
- 小さな子供さんには高さが不足する
- 収納サイズが大きくなる
- サイトの組み方によっては天井の圧迫感を感じる
ロースタイル
座面高約30cm程度
メリット
- 大人、子供などの身長にあまり左右されない
- ベンチなど使用人数に合わせたサイトアレンジが可能
- サイトアレンジにかかわらず、解放感が味わいやすい
- 収納サイズを小さくできる
- 焚火台との高さが合わせやすい
デメリット
- 頻繁に立ったり座ったりという場合、ハイスタイルより労力がいる
- 高身長の方だと窮屈に感じることも
あぐらスタイル
座面高約20cm未満
メリット
- 楽に足を投げ出せる。胡坐をかくことも可能なので楽
- 地面近くでの作業がやりやすい
- サイトアレンジにかかわらず解放感が楽しめる
デメリット
- 一度座り込むと立ち上がるのが億劫
- 標準的なローテーブルでも高さを感じることがある
- 身長によっては高さが合わず窮屈
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初めてのキャンプ・お勧めローチェア
きじとら は一通りのスタイルは経験しています。
最初に導入したのはロースタイルでしたが、友人に合わせてハイスタイル、ソロでは前室周りに全て集約してあぐらスタイル...。
一通り経験して、やはりロースタイルが一番バランスが良いなと思いました。
メリットで上げた部分が大きいのですよね。
ソロキャンプであればタープもコンパクトに低く張ることが多かったですし、焚き火やBBQの際もロースタイルが一番楽でした。
そこで、まだスタイルで迷っている方にきじとら自身が自分で体験し、自信をもってお勧めできる商品を紹介していきたいと思います。
Coleman(コールマン) コンパクトフォールディングチェア
我が家では10年以上使っているチェアです。生地にかなり張りがあり、生地がへたれたり、フレームが曲がったりもしていません。
張りがあるおかげで立ったり座ったりも楽ですし、木製の手すりが立ち上がる時にとても便利です。
作業中も快適、リラックスもしっかりサポートしてくれるので楽です。
安定しており、使用時に不安に感じたことは一度もありません。
収納時のサイズはそこそこですが(とはいえ十分にコンパクトだと思います)、フレームを面ファスナーで固定ができ、移動も楽です。
カラーバリエーションあり。サイトに合わせやすいです。
うちはチェアが赤だったからクーラーも赤にしたんだよね
たまたまソロ時代に試して「これは良い!」とおもって衝動買いしてて、もこの分も買い増したんだ
コールマン(Coleman) チェア ファイアープレイスフォールディングチェア
上のコンパクトフォールディングチェアと同形状、同素材ですが、防炎処理が施されており、焚き火等の火の粉が飛んできても、燃え広がりにくいようになっています。使用感は上記のチェアと全く一緒です。
デザインが異なるため、サイトに合わせて選んでも良いと思います。
コールマン(Coleman) チェア リラックスフォールディングベンチ
「コールマンベンチ」こちらもロングセラーです。オプション品も豊富にあります。
子供さんなどはこちらのベンチタイプのチェアが過ごしやすいかもしれません。
また、座るだけでなくちょっとした物、設営撤収中の荷物、クーラーボックス(地面直置きは一般的にNGのため)等の荷物置きとしても活躍します。
耐荷重は160kgなので、大柄な大人が2人座るとちょっと厳しいです。
デュオキャンだと2人並んで映画鑑賞、ゲームの際に大活躍します。
スノーピーク(snow peak) ローチェア30
こちらは収納が平面にたたむコールマンのフォールディングチェアに対して、収束式といわれるタイプのチェアですが、特筆すべきはその座り心地にあります。座面、背もたれ共に自然なカーブを描いているため、座った時に「ぴったり」サポートしてくれます。
背もたれが高い分、リラックスして使う際に真価を発揮します。
ショップで試しに座ったら起きる気力が吸い取られた...。
凄く座り心地良かったね
作業をする際には前かがみになることが多いと思うので、料理やクラフトなど、作業時間が長い方にとってはオーバースペックかもしれません。
収納サイズもやや長く、重くなるため車などの積載に余裕のある方向けとなりますが、座り心地はかなりいいです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) チェア ベンチ CSブラックラベル
通称「鹿ベンチ」ブラックバージョンです。
ベンチが便利であることは先に述べましたが、こちらもコスパが良い人気商品なので紹介しました。
1人掛けのチェアもあるのですが、実はあまりフレーム接合部の精度が高くはなく、リラックスしようと思ってもギシギシ音がしやすいため、ベンチのみの紹介としました。
1人掛けのチェアは他のものが良いと思います。
以前のエントリでスリーピングマットが特に重要というお話をさせてもらったと思うのですが、同じ理由でチェア選びもかなり重要です。
寝ている時間に次いで座っている時間も長めであり、かつ重要だからです。
不快な思いをするチェアに長時間座っているのは苦痛になります。
可能であれば、ストアなどで実際に座ってみるのが1番良いと思います。
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Helinox(ヘリノックス) チェアゼロ
韓国の金属メーカー、DAC社のアウトドアブランドの代表選手、「ヘリノックス」のチェアシリーズ。その中でも最も軽量なモデルがこちらです。
収納サイズは驚くほど小さく、かつ使用時はここまでできるかというほど快適なチェアです。
独特のフレームワークは他社がこぞって真似をするような事態になっており、「パチノックス」や「「ヘリノックスもどき」と揶揄されることもあります。
誤解を恐れずに言うなら、ヘリノックスのチェアは「4点支持のハンモック」です。
座面に深く沈みこんでいくような座り心地が特徴で、体重は点でなく完全に広い「面」で包み込まれます。
良い点(特に座り心地やパッキングサイズ)は様々なところで話されていると思いますが、ここではあえて欠点を挙げてみようと思います。
最大の欠点は「作業用にするには少しコツがいる」という事です。
座った状態で一番力がかかっているのは、フレームの四隅、そこからおしりのところ(衷心よりやや前)に重心が来ます。後ろにもたれかかる姿勢であればこれほど快適なことはないのですが、
料理や作業をしようと思うと、前かがみになる必要があります。
その際少し前に述べた「4点支持のハンモック」の1辺に体重がかかることにあるため、「前かがみ」になるのにコツがいるんですよね。これは使っている方は皆さん気づかれている事と思います。
しかし座り心地はたまらんレベルで良いため、また同サイズのチェアと比べてパッキングサイズが圧倒的に小さくなることも併せて人気があるのだと思います。
我が家ではイベント参加、ハイキング用にチェアワンミニを2脚常備しています。
500mlのペットボトルくらいだったからびっくりしちゃった
最初「ちゃんと座れるのか!?」って心配だったよね
ヘリノックス(Helinox) アウトドアチェア HN.サバンナチェア
前述のヘリノックスのデメリットを完全に無視した、
「作業はしない!リラックスする!」に特化したのがこちらのモデルになります。ハイバックは収納袋にタオルなどを詰め込み頭~首部分に設置することで枕になります。
このタイプはロースタイルに限らずハイスタイルでも商品の展開がありますが、ハイスタイルのものは収納サイズがかなり大きめです。積載に余裕のある方でないと難しいかもしれません。
収納サイズはヘリノックスの中ではやや大き目なものの、他社製品と比べれば圧倒的にコンパクトです。
全身の体重をチェアに預けてもたれかかった時のハンモックのような浮遊感はクセになります。景色のいいキャンプ場をいくつか押さえているので、リラックスタイム演出用に購入を予定していますが、寝落ちが心配で踏み切れずにいます。
これはもうハンモックといっていいんじゃないか...。
ゆらゆらするチェアって新鮮だね
座って分かった良いところ悪いところ
実店舗で試してみよう
実際に座ってみて、初めて気が付くこともあります。
可能であれば店舗で欲しいものの実物かあるいは実物と同形状のものを試してた方がいいかもしれません。
なお、体格の違いなどによって感じ方は大きく変わるものと思われます。
通販サイトのレビューを利用しよう
実店舗が近くにないという方は商品レビューや質問欄に身長体重などを記載して聞いてみるのも1つの手です。
同じくらいの体格の人のレビューはあてになると思います。
ただし、全て本当に使ったうえでレビューされているのか、というのを見極めるのがとても重要です。リテラシーを磨いて、有益な情報を得てから考えましょう。
いかがでしたか?
他にもいろいろなメーカーからいろいろな椅子が出ています。
今はネットを駆使すればそれなりの情報や販売経路が得られるようになりました。
使えるものは上手に利用して、楽しいキャンプライフを送りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
きじとら でした。